亜熱帯DTM講座

似た孫日記の続編。音楽全般。ぬるいDTM講座。

【作曲】KORG Gadgetでつくるテスト

レッスン用に「KORG Gadgetで1曲作ってくるから」と宣言し、電車の中やらでちまちま作成。

KORG Gadgetについては、今後、多少掘り下げていくつもりです。


【読書】音を科学する

西洋音楽のメロディーをドレミで表すのは、小学生でも知っていることだが、どうしてそうなのか、という根本的なところはぼくも知らなかった。

その疑問を見事に解決してくれたのが、以下の二冊である。

『音律と音階の科学』小方厚 著 講談社
『響きの科楽』ジョン・パウエル 著 早川書房

『音律と音階の科学』は、ピタゴラスが音階を決めるところから、現在の平均律にいたるまでの過程を簡潔に説明する。
なぜドレミなのかというところの疑問も、協和音と不協和音の科学的な説明を用いてすっきりと解決してくれた。
また、ドレミに縛られない他の音律の可能性についても触れられている。

『響きの科楽』は、上の著書の内容も含む、さらに楽器から音が出る仕組みについて、ユーモアを交えた文章と数式を使わないという著者のこだわりで、予備知識がなくとも理解できるように書かれた本。

いずれも物理学者により、そもそも我々が聴いている音について科学的な根拠を示してくれている。
そのなかで、音色を決定する「倍音」の実態や発生原因についても、はっきりとわかった。

音楽を勉強しようという人、特に楽曲制作などに関わるような人には基礎知識としてぜひ知ってほしい入門書である。






読書。『眼の誕生』

『眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く』アンドリュー・パーカー/著   渡辺 政隆/訳   今西 康子/訳 出版/草思社 2006年3月

カンブリア紀のある時期を境に、爆発的にというべきスピードで生物たちが多彩な進化を遂げる。
そのきっかけについての新説を、著者の調査記録とともに紹介する。

バージェス動物群に興味を持ち、あるきっかけで見つけた本。
聞いたことの無い人は、とりあえず画像検索して欲しい。
そこで興味を持った方はぜひ、この本を読んで欲しい。
全10章仕立てで、さまざまな分野からこのカンブリア紀の進化の謎に迫る様子は、さながらミステリーのようだ。

結論にいたるまでは、わりと回りくどい。
証拠固めとして、現在の生き物の生態を調査、化石との比較がややしつこいほどに繰り返され、これが長く感じる。
それぞれのエピソードは興味深いが、あくまでも自説の証拠としての紹介にとどまっているため、もうちょっと詳しく知りたくなる部分もある。
主題が眼なので、光学、物理にも触れなくてはならず、あまり掘り下げると難解なものになってしまうので、これくらいが限界だろうか。
全部詰め込むととんでもない厚さになりそう。
細かい部分のもっと知りたい感が、色んな分野に興味をもつきっかけにはなるかもしれない。

しかし化石ひとつから本当に色んなことがわかるのだな、と感心させられる。

自らの手で化石を掘り出したりもしたいなあと思った。
新発見はできないだろうけどね。




 
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